最後に、誰からも見送られず、いなくなります。
スタッフみんなとさよならを言う時間もなく、ここを去らなくてはいけません。
いままで一緒に苦労を共にしてきた、CHOのスマが別れ際にこんなことを言ってくれました。
「母体死亡ゼロなんて絶対無理だって思ってた。
でも、ここに来て本当にできるんだってわかった。赤ちゃんも仮死にならずにすむんだってわかった。
本当にそんなことが現実にできるなんて思ってなかった。
ドクター、あなたのことは忘れない。」
この言葉が聞けただけでも、やってきたことは無駄ではなかったかな、と思います。
これからも皆さんが無事でありますように。
お母さんと赤ちゃんが無事でありますように。
誰も悲しい思いをしませんように。
最後のフリータウンは、土砂降りの雨で、街全体に靄がかかっているようです。
そろそろ出発の時間みたいです。
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